ダルシーのにっき: 引越しのツボ 騙されない3つの法則

2010年12月8日水曜日

引越しのツボ 騙されない3つの法則



ポイント1では料金の仕組みについて説明しましたが、今日は次のポイントをご紹介します。

ポイントその2:「ウチは全員正社員です」の呪縛から逃れよ!

引越しの場合、正社員だから良いというわけではありません。

引越しには繁忙期と、そうでない平常期があります。
繁忙期には現場の作業員が大量に必要ですが、平常期は必要が無い。そして引越しの繁忙期は年に2回。せいぜい5ヶ月で、残りの7ヶ月は平常期です。
5ヶ月しかない繁忙期に必要なだけの人材を、残り7ヶ月も常に確保しておくというのは、会社 としてはとてもハイリスク。
ですから、必要なときに必要なだけ作業スタッフを揃えるといった方法が多くの引越業者でとられているのが現状です。
 
また、繁忙期は、いつもは営業スタッフとして客先で見積をしている社員も引越し作業の現場スタッフとして動員されていることも多いのが事実。

トラックが満車なのにそれ以上見積に行ったって、仕事取れませんよね?だって空いてるトラックが無いんだから。
そういう時、営業マンを遊ばせておくのはムダなので、現場に放出するのです。
こうなると普段は見積もりしかしていない軟弱正社員よりも、普段から現場に出ているアルバイトのほうが作業に関してはプロなのです。

社員だから安心、は大間違い。
引越スタッフに必要なのは1に体力2に技術です。引越しというのは引越し作業に耐えうるだけの基本的な体力がなければ話になりません。
それに、プロとはいえ、引越し用グッズが無ければちょっとフットワークの軽いただの人です。
実際、私の家の引越しは、スタッフ全員を元引越し屋で固めて引越しましたが、「巻きダンがないと・・・」とか「エアキャップが欲しい・・・」とか、まぁ文句の多い事(ーー;) 確かに、作業はし難そうでした。

話を元に戻しましょう。。。


では、現場での作業スタッフの役割について少しお話します。
新人は、まず横持ち作業(トラックと玄関をひたすら往復する作業。簡単に言えば体力さえあれば出来る作業)が与えられます。
ベテランは部屋うち作業(トラックに積む順番を考えながら荷物を出したり、引越し先では玄関から部屋へ荷物を運び入れる作業)をこなします。

要するに、新人はどうでもいい作業、ベテランは技術と経験が生きる作業を担当するわけです。

勘の良い方ならお気づきでしょうが、大切なのは正社員かアルバイトかではなく、ベテランか新人かということなのです。

通常、トラック1台に対して作業スタッフは2人~3人です。作業チームは正社員、アルバイトに関わらず、ベテランと新人の組み合わせで構成されます。
たまたまベテランだけが揃っているようなラッキーな日もありますが、本当に稀なのでまずありえないと思ってください。
もしあなたがセレブで、ちゃんとやらなかったら引越し会社を潰せてしまうくらいの力の持ち主なら、会社はベテランだけで構成したスペシャルチームを送り込むでしょう(^^)


少し脱線しましたが、引越し業界のアルバイトは、長く続くかすぐに辞めるかのどちらかです。
辞める子は長くて2ヶ月、早ければ1日で辞めていきます。それを過ぎると、ほぼ定着します。社員より長いアルバイトの子も少なくありません。ですから、アルバイトでもひよっ子アルバイトに出くわす確立はそんなに高くありませんから、あまり戦々恐々とせず、ご心配であれば引越し前日にその旨伝えておくと良いでしょう。

こういった、スタッフについての要望は前日でないと意味がありません。配車とスタッフの構成は配車係りが前日(早くて2日前)に考えます。
ですので早めに伝えても忘れられて終わりです。
言いたい事は、効率よく、効果があるときに言いましょう。

次は・・・引越し料金を何が何でも安くするためのツボ

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